当クリニックのシンボルマークは、森の里の「ふくろう」をモデルにしています。
森の里の雰囲気に合うような写真や手作り品を配置し、一般の診療所にはあまり無いくつろげる空間を意識しました。
地域医療のこと
皆さんは、人生の最期をどこで迎えると想像しますか?今から60年前は、「自宅」で最期を迎えた方が約8割いらっしゃいました。徐々に、「病院」で最期を迎える方が増えて、1970年代後半には、その割合が逆転します。現在は、約8割の方が、「病院」でその時を迎えています。「最期は病院」という方が大多数です。
今までは、高度経済成長と先進医療に支えられた時代でした。これからは、2025年問題とまで言われるよう、高齢化社会となります。お年寄りの数が徐々に増えるのですが、若者の数と病院のベッド数は増えません。これは、介護と医療を今までのように受けられない世の中になることを表しています。
でも、介護や医療は生活に不可欠です。国は、この「介護・医療」の不足を、地域社会と住民の力とで支えていくモデルを考えています。「地域包括ケア」というプロジェクトです。その考えの柱は、たとえ病気療養となっても「家で暮らす」ことです。そして、介護や医療は、自分だけの努力だけでなく、また、公の援助だけでなく、その地域住民や組織の力も合わせて、これを支えるべきとしています。
当院は、地域医療として在宅医療を積極的に行い、「家で暮らす」ことを支えてまいります。「自宅で病気療養をしたい」「最期は家で迎えたい」と思っている方を、サポートいたします。そして、地域の介護・医療のネットワーク作りにも参画し貢献できるよう努力いたします。
私は、森の里に移り住んで10年余りが経ちました。この地に、念願の診療所を開設することができました。私も、これから歳をとっても、この地で生活を続け、病気になったとしても最期は「自宅」で迎えられたら良いなと思っている一人です。
院長 徳武 巌
院長プロフィール
徳武 巌
長野市生まれ 群馬県出身
昭和62年 信州大学医学部卒
勤務した主な病院
信州大学医学部付属病院
日本医科大学付属救命救急センター
埼玉県立小児医療センター
武蔵野赤十字病院
神奈川リハビリテーション病院
とうめい厚木クリニック など
専門
一般内科、麻酔、救急医療
好きなこと
オートバイ(乗るのも見るのも好きです)
囲碁(ザルです)
クラシックギター